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< どこよりも詳しい誕生石のお話 >


■誕生石
 1月 ガーネット
 2月 アメシスト
 3月 アクアマリン、さんご
 4月 ダイヤモンド、水晶
 5月 エメラルド、翡翠
 6月 真珠、ムーンストーン、アレキサンドライト
 7月 ルビー
 8月 サードオニックス、ペリドット
 9月 サファイア
10月 オパール、ピンク・トルマリン
11月 トパーズ、シトリン
12月 ターコイズ、ラピスラズリ、ジルコン

※ヨーロッパでは4月の誕生石に水晶、7月の誕生石にカーネリアンも、
考えられています。

自分が生まれた月の誕生石を身につけると、身を守ってくれたり、
幸運を呼ぶと言われています。
それでは誕生石のお話、9月です。
※誕生石のお話 1月〜8月はこちらをご覧下さい。 → 

--☆-----☆-----☆----- 9月 サファイア -----☆-----☆-----☆--

サファイアとダイヤモンドのお花型リング
<サファイアとダイヤモンドのお花型リング>


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幻の青い石、カシミール

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サファイアには、ピンクサファイア、イエローサファイアなど、
色々な色がありますが、やはり王道はブルーサファイア。
「サファイア」という名前もギリシャ語で「青」という意味です。

そのブルーサファイアの中で最高級なのが「カシミール」と呼ばれ、
産地はパキスタンとインドの国境付近のカシミール地方です。

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「深い沈黙をたたえた透明感」

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カシミールのサファイアはビロードのような潤んだ質感で、
わずかに紫がかった鮮やかな青、「矢車草の青の色」、
英語でコーンフラワーと言われます。

その素晴らしく美しい色合いを人々は、「深い沈黙をたたえた透明感」
と言って褒め称えます。
色味は統一ではなく石の中で豊かなグラデーションを奏でます。

しかし残念ながらカシミールは100程前に枯渇したと言われ、
現地では本格的な採掘活動を行っていません。

さらにカシミール地方は、パキスタンとインドが領有を争っている上、
標高4500mという地理的にも難易度の高い場所。
簡単に採掘に行ける場所ではありません。

なにかの機会にインドのマハラジャが手放して流通したときなどしか、
お目にかかれなくなってしまいました。
稀にクリスティーズなどのオークションに登場しても、
最上級のダイヤモンドと同価格で取引されます。

正に幻のカシミール、なのです。

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ダイアナ妃からキャサリン妃へ。

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サファイアといえば、ダイアナ妃の婚約指輪ですね。
昨年秋にウィリアム王子からキャサリン妃へ
贈られたのが記憶に新しいところです。

実はこのサファイアの指輪は、当初評判の良いものではありませんでした。
1981年、チャールズ皇太子が婚約の贈り物として、
いくつかの指輪を見せたところ、
ダイアナ妃が選んだのがあのサファイアの指輪だったのですが・・・。

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「未来のプリンセスは誰でも買えるような安物を選んだ。」という嘲笑。

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なんと一部のダイアナを認めない人々はそう言って彼女を嘲笑したそうです。
それからこの指輪は「平民のサファイア」と呼ばれました。
しかし、間違っていたのは、どちらだったでしょうか?

それは歴史が証明しました。

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イングランドの薔薇

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イギリス国民は今もダイアナ妃を「イングランドの薔薇」と呼び、慕っています。

ダイアナ妃が選び、「平民のサファイア」と言われたあのリングは、
世界中から愛された彼女のシンボルとしていつまでもその指に輝き続けました。
そして、今彼女の愛する王子の妻のものとなり、
止まっていた指輪の時間が再び動き出したのです。

サファイアには、ブルー以外にもほとんど全色がありますが、
その中で私が最も気になっているのが、「パパラチア サファイア」です。

パパラチアはサンスクリット語で蓮の花の意味で、
なんというかはっとするようなフレッシュな優しい色です。
なんとも言えない鮮やかなピンクがかったオレンジというか、
オレンジがかったピンク、というか。

ロゼワインのような優しい色味と、
サファイアの硬質な輝きが相乗効果を発揮していて、
えも言われる素晴らしい美しさです。

私がいつか手に入れたいジュエリーのベスト5に入りますね。

気になる方、ぜひ、探してみて下さいね。


--☆-----☆-----☆----- 10月 オパール -----☆-----☆-----☆--


ブラックオパール
<青い光がゆらめくブラックオパール>


オパールの語源は、ラテン語のopalus。「貴重な石」という意味です。

初期のアラブ人たちは、オパールを天国から落ちて来た、
稲妻の閃光だと考えていました。

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古代から愛された宝石。

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シェイクスピアは「宝石の女王」として褒め称え、
ローマの古典学者プリニウスは「ルビーのきらめき、
アメシストのまばゆい紫、それにエメラルドの海緑色、
全てが信じられないほど一体化して輝く。」と表現しました。

オパールは、こうして幾世紀もの間、最も美しい宝石のひとつとして
称賛されてきました。

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オパールの種類は?

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オパールの地の色、実はほぼ全ての色がありますが、
代表的なものをこのように呼んでいます。

■オパールの種類(地色に基づいた名称)

●ホワイト オパール 半透明〜亜半透明。ホワイトの地に遊色効果。
●ブラック オパール  半透明〜不透明。ブラック、またはダークカラーの地に遊色効果。
●クリスタル オパール 透明〜亜透明。無色の地色に強い遊色効果。
●ファイアー オパール 透明〜亜透明。イエロー、レッド、オレンジ、ブラウンの地。
※遊色効果はあるものとないものがある。別名メキシカンオパール
●ジェリー またはウォーターオパール 無色。透明〜亜透明。遊色効果がほとんど見られない。

最も価値があるのはブラックオパール、その次がクリスタルオパールです。
クリスタルオパールは、とても珍しい石です。

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虹を閉じ込めた石。

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ダイヤモンドで大事なのは「輝き」、ルビーやエメラルドなど色石で大事なのは「色」、
そしてオパールで大事なのは「遊色効果」と呼ばれる、動かすとはらはらと色がひらめく現象が、
はっきり見られるかどうか、です。

地の色よりも、この「遊色効果」がはっきり見られるものほど、
価値が高くなります。

それにしても、オパールのあの虹がひらめくような輝き=遊色効果は、
どのようにして起こるのでしょうか?

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秘密はシリカの粒。

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実はオパールは水を含んだ微小なシリカ球が重なってできたものなのです。
シリカとは、あのお菓子の箱に入っている「シリカゲル」と同じ成分。
あのシリカの小さな小さな球がたくさん集まるとオパールになるのです。

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その小ささはなんと100ナノメートル!

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1nm(ナノメートル)=0.000001nmなので、100nm=0.0001nmです。
この微小な球の間を光が通り抜けようとすると、分光し多色の乱反射が起きるのです。

同じような現象は、真珠の表面でも起こることがあります。
最高品質の真珠の表面にはピンク色の光の乱反射が起こっています。
これも微小な真珠層の間を光が通り抜ける時に分光するからなのです。

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遊色効果に基づいたオパールの種類

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オパールの種類分けは色別の他に、遊色効果に基づいた種類があります。

■オパールの種類(遊色効果に基づいた名称)

●ピンファイア オパール 遊色の小さな斑が密集している。
●ハーレクイン オパール  幅広く角ばった遊色の小斑が密集しているもの。一般にブラックオパールに表れる現象。最高級。
●フレーム オパール 石の上を勢いよく走る赤の完全な筋があるオパール。
●フラッシュ オパール 遊色が突発的な閃光のように現れ、石を動かすたびに消えたり変化したりするもの。
●ピーコック オパール 遊色効果はブルーまたはグリーンだけ。ブラックオパールに多く見られる。
●レーチョセス オパール グリーンの遊色効果のみを示す。

遊色効果では、「赤色」が出るものが最も貴重です。
グリーンや青の遊色は比較的簡単に起こるのですが、赤が起こるには条件が難しくなるのです。

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オパールの取り扱い方法について。

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オパールは最高20%も水分を含んだ石。
ダイヤモンドなど他の宝石に比べて、丈夫ではありません。
超音波洗浄機、スチーマーの使用は厳禁です!

高熱を加えると殆どのオパールはただの白、または茶色の石となり、
遊色効果は消え失せてしまいます。

石鹸水で手を洗うなどは問題ありませんが、
オパールの指輪をしてバーベキューをしたり、マニキュアを落としたりするのはNGですよ。

美しい色のひらめきが永遠に続くよう、優しくお取り扱いして下さい。

--☆-----☆-----☆----- 11月 トパーズ -----☆-----☆-----☆--



■語源

11月の誕生石、トパーズの語源は「Topazios」、
ギリシャ語で、探すという意味です。

その昔、紅海に浮かぶ幻の島、セント・ジョン島からトパーズが産出されたのですが、
この島が霧に隠されていたため、探すのが困難だったことから、この名前が付いたと言われています。
※古代は宝石を明確に識別できていなかったため、実際にはこの島で算出されたのはペリドットだったと言われています。

もう1つ、サンスクリット語の「Topas」(火という意味)であるという説もあります。

■特徴

地球上で最も硬い鉱物はダイアモンド、次いでルビー及びサファイアですが、
トパーズはその次に硬い宝石です。

■トパーズの色

一般的なトパーズのイメージは、はちみつのような黄色ですが、
実は、無色・ブラウン・オレンジ・ブルー・ライトグリーン・
ピンク・レッド・パープルと様々な色があります。
代表的なものをご紹介しましょう。

1.ブルートパーズ
南国の海のようなきれいな色が人気です。
天然のブルートパーズは大変貴重で現在流通しているものは、ほぼ100%トリートメントしたものです。
ファーストトパーズとしてふさわしい、爽やかな色味です。
4年目の結婚記念日のシンボルでもあります。

2.インペリアル・トパーズ
ピンクがかった淡いオレンジ色で、夢のような素晴らしい色です。
トパーズの中で飛びぬけて珍しく、最も価値があります。

3.シェリートパーズ
トパーズというと想像されるブラウンがかったイエロー、オレンジ、イエローブラウンなどの色味のものです。

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シャンパンを永遠に溶けない氷にしたら、トパーズの出来上がりです。


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トパーズの最大の魅力と言えば、その硬さから表現される硬質の輝きです。
特に淡いゴールドのトパーズは、エレガントな魅力を放つ、大人にふさわしい宝石です。

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トパーズの誤解


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トパーズは、黄水晶=シトリンと混同されることが多いようです。
黄色いトパーズとシトリンは、見た目の様子がとても似ていますが、全く別の宝石です。

シトリンの方が手頃で一般的なので、広く普及しています。

シトリンの指輪
<トパーズと間違われることの多いシトリン>


■トパーズのジュエリーの取り扱い方法

トパーズはとても硬い宝石ですが、結晶構造のが一方向のため、衝撃にはあまり強くありません。
お手入れの際は、超音波洗浄機、スチーマーは使用せず、ぬるめの石鹸水でやさしく洗うようにしましょう。

---☆----- 12月 トルコ石、タンザナイト、ジルコン -----☆---

<トルコ石>

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こまどりの卵の色


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こまどりの卵は空のような青色なことを知っていますか?
そのために空青色のトルコ石は伝統的に「ロビンス・エッグ・ブルー」と呼ばれています。

最高級は艶のある色の濃いミディアムブルーで、「ペルシァン」と呼ばれています。クモの巣状のメイトリクスを含むトルコ石は、スパイダーウェブと呼ばれています。

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本当はトルコ石ではなくペルシャ石?


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トルコ石、というのだからトルコで採れる石だと思われがちですが、実は違います。
ペルシャ(現在のイラン)で多く採掘された石が、東西貿易の拠点、トルコを経由してヨーロッパに伝わったのです。

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トルコからやってきた石。


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トルコからやってきたために、フランスでトルコ石=pierre turquoise(ピエール・チュルコワーズ)と呼ばれた名前が普及したのです。
イタリア語ではturchese(トゥルケーゼ)、スペイン語でturquesa(トゥルケッサ)、ドイツ語でTurkis(チュルキス)など、それぞれ自国語で”トルコの”と呼ばれています。
ヨーロッパで「トルコからやって来た石」という名前が定着してしまったのです。

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6000年前から愛されてきた最古の宝石。


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トルコ石は水晶、真珠と並び、人類が最も古くから宝石として大切にしてきた宝石です。
ナバホ・インディアンはトルコ石を河に投げ込んで雨乞いをしたと伝えられていますし、日本でも紀元前6000年前のものが発掘されています。

古代エジプトでは、「空の青さを閉じ込めたトルコ石を身につけていれば、神の力によって災難から身を守ってくれる」と信じられていました。

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旅の護り神


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イタリアに伝わる伝説です。
16世紀にハプスブルク家の宮廷医師だったデ・プートが、色褪せたトルコ石を手に入れ、それを息子に与えました。

息子はその石を印章にしていつも身に着けていると、いつしかトルコ石には鮮やかなブルーが蘇ってきました。
あるとき息子は、旅の途上で落馬事故に遭います。しかし本人は何もケガを負わず、代わりにトルコ石が大きく欠けていたのだそうです。

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神の力によって災難から身を守ってくれる石。


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この伝説からトルコ石は護符としての力をすべて使い切ると、色褪せてしまう、持ち主の身代わりとなって砕け散ることがある、と言われています。

このように、トルコ石は『神の石』として、古くから世界中の国で聖なるお守りとして使用されてきました。乙女座の星座石でもあるトルコ石の宝石言葉は『成功』です。

<タンザナイト>

アメシストより青く、サファイアよりも紫。
12月の誕生石といえば、トルコ石が有名ですね。その他にタンザナイト、ジルコンも12月の誕生石です。

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タンザナイト=「タンザニアの宝石」と名付けられた石。


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タンザナイトは実はとても新しい宝石です。1962年にタンザニアのキリマンジャロの山麓で発見されました。

それをアメリカのティファニー社が「タンザナイト」と名付け、発表したのです。
アメシストとサファイアのちょうど中間位の美しい紫色の宝石は、すぐに宝石の愛好家たちに受け入れられ、1980年代には不朽の位置をかちえました。

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すみれ色に輝く高貴な宝石。


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タンザナイトは「多色性」という特徴をもっており、見る方向によって全く違う色に見えます。
例えば上からと、縦方向からと横方からの三方向から見ると、別の色を見つけることができます。

○上から → 青
○側面の縦方向から → 赤味がかった紫色
○側面横方向から → 黄緑色

太陽の光の下で見るのと、夜のライトの下で見るのも、違った色で見えます。
宝飾店で見つけた時には、ぜひ色々な角度から見てみて下さいね。

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取り扱いには注意が必要です。


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サファイアに似ていることから、とても丈夫に見えるタンザナイトですが、サファイアほど丈夫ではなく、繊細です。
超音波洗浄機には絶対にかけてはいけませんのでご注意を!ぬるめの石鹸水で洗浄するようにしましょう。

<ジルコン>
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かわいそうなジルコン


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日本ではあまり知られていないジルコン。
合成宝石のキュービック・ジルコニアとは違い、れっきとした天然石です。

日本では透明のジルコンが「ダイヤモンドの代理の石」として定着してしまい、お客さまから愛されないと輸入業者の方で判断してしまったために、カラーのジルコンも国内にあまり入って来ないのだと思います。
ジルコンはブルー、イエロー、グリーン、ブラウンなど様々な色があります。

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それは夢のように美しい石です。


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例えばブルーのジルコンは、鮮やかでありながら静かで、他のどの宝石とも違う、独特の美しさです。12月生まれの方、ぜひ探してみて下さいね。


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